恐竜★ユタ州は恐竜の世界

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1億4千万から5千万年前のユタ州周辺には多くの恐竜が闊歩する沼地で、その頃この一帯は浅い海になったり陸地になったりしていました。恐竜絶滅ののち、ロッキー山脈が出来たときの隆起により、太古の地層が押し上げられ、そのため現在ここ一帯で恐竜時代の遺跡を発見することができるのです。

ソルトレークシティーから南に約20分ほどのリーハイという町にはサンクスキビングポイントと呼ばれるところがありますが、そこに2000年7月に恐竜博物館が開設され、人々の人気を集めています。
そこからさらに車で25分、つまりソルトレークシティーから南に45分のプロボ市にはブリガム・ヤング大学がありますが、ここの地球科学博物館には、恐竜の化石や書記の哺乳類の化石が展示されています。世界で一番大きい恐竜とされているウルトラザウルスの3メートルもある肩の骨は一見の価値があります。またガラス越しに古代生物学者が化石を岩から取り出す作業を見学することもできます。

そこから国道6号線を東に1時間行くとプライスという町にやってきますが、ここにあるカレッジ・オブ・イースタン・ユタの有史前博物館ではアオザウルスやステゴザウルスなど、その地で発見された恐竜が展示されています。

さらにその南30マイルのところにはクリーブランド・ロイド恐竜博物館があります。ここはその昔沼地だったため恐竜がたくさん足をとられて死んでいったと言われていおり、70種類の動物と1200以上の骨が埋められていると想定されています。その4分の3は肉食のアロサウルスのものであるとされていて、現在発掘作業が行われています。そしてその周りを歩くことができますので、運がよければ、発掘作業を見学できるかもしれません。

ソルトレークシティーから東へ3時間のバーナル市の近くにはダイナソア国立モニュメントがあります。1909年にピッツバーグにあるカーネギー博物館のアール・ダグラスは研究の結果、「このあたりには恐竜の化石があるに違いないという結論に至り、発掘したところ、たくさんの骨が出てきたというところです。
1942年まで発掘を続け、なんと22体の完全な恐竜の化石とともに多くの骨が発見されました。
現在発掘現場の一部は屋根で覆われ、実際にどのように地中から出てくるかがわかるようになっています。そこに露出している骨片の数はなんと2300もあります。また化石の発掘の仕方や、恐竜の生態なども展示してあり、見ごたえのあるところです。

ソルトレークシティーから北へ1時間弱にあるオグデンの町には、特に子どもたちに人気のあるダイナソアパークがあります。6000年前から2億年前までの、いわゆる三畳紀、ジュラ紀、白亜紀に生存していた恐竜の等身大のレプリカが24頭、公園内に配置してあり、まさにジュラシックパーの中を歩いている感覚を与えてくれます。

（ユタ州政府観光局　ユタ観光セミナーテキストより引用）

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